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葦簀(よしず)とすだれの違いは何?効果も違う?

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夏の休日、外が暑いと出かけずにお部屋で過ごす事はありませんか?

冷たいドリンクを飲んで、クーラーでひんやり過ごすと快適です。

そんな夏に便利なクーラーですが、電気代がかかったり健康にも良くないですよね。

実は健康的に電気代も節約できて、しかも環境にエコで涼しくなれる方法があるんです。

それが「葦簀(よしず)」と「すだれ」です。

引用元:http://pw-diary.seesaa.net/article/370336228.html

夏を快適で涼しくする効果があるんです。

すだれはすぐ頭に浮かぶでしょうけど葦簀(よしず)はどうでしょうか?

見た目も似てますし違いがわからないって方は多いはずですね。

近所で見かけるのは葦簀(よしず)、すだれ、どっち?

そんな感じだと思いますので気になる効果や違い、保管方法を調べましたので見てみましょう。

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葦簀とすだれの違いはなに?

「素材」と「大きさ」と「使い方」に違いがあります。

葦簀(よしず)は葦(よし)と呼ばれるススキに似たイネ科の植物を使い、縦方向に揃えて糸で編んでいます。

大きさは「すだれ」より大きく3メートルくらいのもあります。

引用元:http://ohmi.or.jp/yoshi/03.html

使い方は単純で立て掛けるだけです。サッシ(窓枠)等に固定すれば完成です。簡単で良いですね!

縦方向で立て掛けて使う」のが葦簀(よしず)って覚えると良いかもしれませんね。

引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/y-takei/b0b1e4c...

海の家では屋根として葦簀(よしず)が使われています。涼しげですね~。

引用元:http://www.asahi.com/and_w/life/TKY201308080048.ht...

 すだれはを細く切り、横方向で揃えて糸で編んでいます。

大きさは葦簀(よしず)より小さいです。横幅40センチ程度のものから大きくても横幅170センチくらいまでが主流です。

使い方はカーテンの要領です。カーテンレールがあればそのまま引っかけてしまえば完成です。

引用元:http://sudare.co.jp/product/kyogi/

吊るす=すだれ」で覚えちゃいましょう。100円ショップで専用の「すだれハンガー」も売っています。

引用元:https://kagu-note.com/how-to-set-reed-screen-3470

 こちらは「すだれ巻上器」滑車(かっしゃ)のような物で、紐を使ってすだれを巻き上げるられるので開け閉めができるようになります。

引用元:https://www.ponparemall.com/word/%E3%81%99%E3%81%A...

それぞれの使い分けと効果を見てみよう

ベランダに立て掛けて使う葦簀(よしず)は直射日光を遮る効果があります。広範囲で日陰を作るイメージです。

出窓などに吊るすすだれは窓から入りこむ西日を遮る効果があります。

詳しく見ていきますと、葦簀(よしず)は風を通すのがポイントです。

例えばカーテン等でも日よけの効果はあります。

でも、風を通さないのでカーテンそのものに熱が溜まってしまい熱くなってしまいます。

カーテンは室内に設置しますよね?つまり熱を溜めて室内温度を上げてしまうわけです。

葦簀(よしず)は日光はしっかり遮断して風は通すので熱を溜めることはなく、涼しくする効果があるんです。

虫除け効果もあると言われますがあまり期待はできないと思います。

「目隠し」効果は夜部屋が明るいと殆ど効果はありません。

外が明るい時だけ目隠し効果があると思っておいた方が良さそうです。

すだれも同様の効果があります。

葦簀(よしず)との使い分けは、その手軽で豊富なサイズにあって室内でも設置できるところです。

カーテンは熱を吸収して部屋を熱くしてしまうので夏はすだれに切り替えると良いですよ!

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さらに涼しい使い方はこれ!

葦簀(よしず)とすだれは外に設置すると涼しさがアップします。そして、ジョウロなどを使って濡らしてあげると更に涼しさがアップするんです。

詳しく解説します。

 

 

葦簀(よしず)は外に設置するのが一般的です。

すだれも外に設置する方が涼しさがアップします。

窓にぴったりくっつけないように吊るす事で、通気が良くなり放熱効果が上がるので室内に熱を持ち込まなくなります。

こんな感じで100円ショップに売っている強力な吸盤で取り付けると案外簡単に外に設置できますし、賃貸アパートでも傷などつけずに済むから安心ですよ。

葦簀(よしず)とすだれを濡らすと涼しさがアップするのは気化熱と呼ばれる現象です。

気化熱とは「熱を奪って蒸発をする」ことです。よくわからないですよね?(笑)

これはわかりやすく例えると、お風呂上がりに体が濡れた状態で扇風機の風を浴びると凄くひんやりしませんか?

銭湯などで経験した事があるかなと思います。

この現象が気化熱と言われ、葦簀(よしず)とすだれを濡らすことで熱を逃がす効果が高まるので、室内に入る熱は激減されて涼しさを上げるわけです。

「水で濡らせば更に涼しくなる」とチェックしておきましょう。

葦簀とすだれの保管の仕方

ところで夏に大活躍する葦簀とすだれですが冬はどうするのでしょうか?

実は1年中そのままでも問題はありません。

でも冬の寒い日にわざわざ日光を遮断しなくても。むしろ暖かくしたいよ!ってところが本音じゃないでしょうか?

それではどうやって保管するのか?

そのまま畳んで物置? いえいえ、実はちゃんと保管の仕方があるんですよ。

まずは汚れを水で流してよーく拭いてしっかりと乾かします。

湿っているとカビが生えたりしますのでしっかり拭いて乾かしましょう!

100円ショップの台所用品コーナーにある乾燥剤と防虫剤、できれば除湿剤も用意します。

これらと葦簀(よしず)・すだれを一緒に新聞紙で巻いて保管をします。

風通しが良く湿気がこもらないところで保管すれば2~3年は保管できます。

それでも色が抜けてきたりボロボロになってきたら交換しましょう。

振りかえって

葦簀(よしず)もすだれも見てるだけで涼しげになりますね。

すだれに風鈴の組み合わせなんて純和風で癒されちゃいますね。見た目が良くて涼しくできて、金額も手頃ですから満点評価です♪

葦簀は大きくて立て掛けて使うからベランダなどで使う。

すだれは室内も外もOKですから小窓などに吊るして使う。

どちらも日光を遮断して風を通すから熱を逃がしてくれます。

ベランダでメダカを睡蓮鉢で飼ってる方は、葦簀を使えば水温上昇も防げてメダカが元気になりますよ!

室内のカーテンは夏が来たら、すだれに模様替えしましょう。

そして今日は猛烈に暑い!と感じたら、葦簀とすだれを水で濡らして冷却効果を発揮させましょう。

夏の出番を終えた葦簀とすだれ達は、水拭きしてしっかり乾燥させてから、乾燥剤と防虫剤を入れて新聞紙で包んで風通しが良い場所で保管してあげましょう。

大事に使ってあげて毎年夏に活躍してもらいましょう!

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