土用の丑の日と言えば頭に浮かぶのは「うなぎ」ですね。
うなぎを食べてエネルギーをたくわえ、「夏の暑さを乗り切ろう!!」という気持ちですが、みなさんはいかがでしょうか?

引用元:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13011474/
実はうなぎ以外にも「う」のつく食べ物を、土用の丑の日に食べる習慣があったのを知っていましたか?
今回はその辺を探ってみます。
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そもそも土用って何?
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節のひとつです。
雑節とは日本独自で考えられた暦の事です。
五行思想では、春=木、夏=火、秋=金、冬=水、が割り当てられ、季節の変わり目に土が割り当てられていて、これを「土用」と言います。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%A1%8C%E...
夏の土用が一番有名で、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣があります。2018年は夏の土用7月20日(土)~8月6日(月)。
丑の日って何?
丑(うし)の日

引用元:https://h1r0-style.net/excelvba/howto-show-zodiac-...
十二支にあてはめて丑(うし)にあたる日。特に夏の土用の丑の日、2018年は7月20日(金)、8月1(水)は有名
土用の丑の日に食べるものは「う」のつくもの?
●うなぎは夏バテ防止や夏痩せに効く食べ物として奈良時代より重宝されていました。
精の付くものとしては「うなぎ」も奈良時代から有名だったようです。
土用の丑の日の最も代表的な食べ物といえばうなぎです。
糖分を分解し、エネルギーに変換する際に必要なビタミンB1が多量に含まれ、多くのたんぱく質を摂取することが出来ます。
最近では高級な為、手が届きにくく、アナゴで代用する人も増えています。
●うどん
夏バテで食欲の無いときでも食べやすく、消化吸収に優れています。食欲のない時は、冷やしうどんを梅肉だれでさっぱりといただくことも有りですよね。
●梅干し
梅干しの酸味が唾液分泌を促し、食欲不振を解消します。また、クエン酸が新陳代謝を活発にするためにするため、夏バテの防止に役立ちます。食欲が増し、殺菌作用があります。
●瓜(きゅうりやスイカ)
瓜科の食べ物も土用の丑の日に食べるといいと言われています。
時期的にもちょうど旬の時期の食材になります。
瓜科の食べ物には体温を下げる効果や利尿作用があります。ですので夏場にはちょうどいい食べ物なんです。
また、利尿効果もあるので、むくみ防止にもなります。
●牛肉
スタミナのつく「牛」焼肉は食欲がなくても食べられます。

引用元:https://xn--web-box-6q4fib8r9a1d.com/2016/04/22/ar...
●うなぎパイ
本物のうなぎは高いのでお菓子のうなぎパイは人気です。うなぎパイにはうなぎエキスも入っています。
●ういろう
ういろうは、名古屋のお土産という印象がありますね。

引用元:https://allabout.co.jp/gm/gc/457497/
●うに
一気に高級食材になりました。酢飯にウニを載せてどんぶりでどうぞ。

引用元:https://tokyo-calendar.jp/article/7260
なぜ食べるの?
有力な説は、平賀源内(ひらがげんない・発明家、蘭学者1728年~1780年)が発案したという話です。

引用元:https://edo-g.com/blog/2016/08/gennai_hiraga.html
江戸時代(1603年~1868年)に、ウナギが売れなくて困っていたウナギ屋が、平賀源内に相談したところ「本日丑の日」と書いて貼ることを勧めた。
「丑の日に『う』のつく字がつく物を食べると夏負けしない」という風習があったとされ、「本日、丑の日という張り紙を店に貼りなさい」とアドバイスをし、その張り紙の効果でうなぎ屋が大繁盛になったそうです。
このことから、うなぎを食べるようになったようです。
うなぎの旬は冬なのだそうですよ。
夏は旬ではないので売れない。売れないけど何とかして売りたい。
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まとめ
★土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節のひとつです。雑節とは日本独自で考えられた暦の事です。
五行思想では、春=木、夏=火、冬=水、が割り当てられ、季節の変わり目に土が割り当てられていて、これを「土用」と言います。
夏の土用が一番有名で、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣があります。2018年は夏の土用7月20日(土)~8月6日(月)。
★丑の日とは、十二支にあてはめて丑(うし)にあたる日。特に夏の土用の丑の日、寒(かん)丑の日。2018年は夏の土用は7月20日(金)、8月1(水)
★うのつく食べ物―うなぎ、うどん、梅干し、瓜、牛肉、うなぎパイ、ういろう、うに
★なぜたべるのかー有力な説は、平賀源内(ひらがげんない・発明家、蘭学者1728年~1780年)が発案したという話です。「う」のつく食べ物を食べたら夏負けしないという風習があということもあります。
日本独自の暦に基づいて作られた土用の中で、夏の土用の丑の日にはうなぎだけでなく「う」のつくものを食べる習慣があったのですね♪
今年も夏がやってきます、「う」のつくものをたくさん食べてこの夏を乗り切りましょう。
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