「わが家も既に築20年。あちこち古くなっています。特に床のフローリングはベタベタなんです。梅雨時は本当に酷いんですよ。どんな手入れをすればツルツルピカピカになるんでしょう?」
こういうお悩みは本当に多いですね。わが家も梅雨時やテーブル下のフローリングのベタベタには本当に悩まされてきました。
でも、原因を知ってポイントを押さえた掃除をすれば、誰でもツルツルピカピカに仕上げることが出来るんですよ。
私の経験も含めつつ、ベタベタの原因と効果的な掃除方法を紹介していきます。
では早速見ていきましょう。
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目次
フローリングがベタベタするのはこれが原因
フローリングがベタベタするのには原因がいくつかあります。
ですから、その原因を潰していけばツルツルピカピカになるはずです。まずは原因について見ていくことにしましょう。
原因1:汚れ
フローリングがベタベタする原因はズバリ、汚れなんです。
そしてその汚れも一つではないんです。いくつかの汚れが重なって、その結果ベタベタになるわけです。
どんな汚れがあるのでしょうか。順を追ってチェックしてみましょう。
汚れ1:足の裏の油分・よごれ
ペットや人の足の裏には汗や皮脂などの汚れが付いています。
子供が遊んだり裸足で家の中を歩き回っていると、この汚れがフローリングに付くことになります。
ですからフローリングを歩く時には靴下を履くか、スリッパを履いた方が汚れを移さずに済むんです。
些細なことですが、塵も積もれば山となるのでフローリングがベタベタになってしまうというわけです。
汚れ2:ほこり・食べこぼしなど
掃除機をマメにかけていても、ほこりや食べこぼしを完全に取り除くことは困難です。
そしてこれらの汚れもまたベタベタの原因の一つなんです。
特にダイニングやキッチンのフローリングにはありがちなので注意が必要です。
わが家の場合でも、食べこぼしは結構フローリングに引っ付いて、急激に汚れが加速するような印象を受けますよ。
食べこぼしを見つけたら面倒臭がらずに、その都度雑巾がけをするのが効果的ですね。
汚れ3:台所油の飛び跳ね
天ぷらや唐揚げなど油ものの料理をすると、油が飛び跳ねることになります。
そして私達が思っている以上に広範囲に油は飛び跳ねているんです。
上はフードや換気扇から、下は台所の床一面まで飛ぶと思って下さい。
油ものの料理をした後は台所の床全面を拭いた方がいいんです。
たしかに大変ですが、台所のフローリングのベタベタの最大の原因は油なんですよ。
台所のベタベタは最強ですね。思っている以上に広範囲に飛び跳ねているとは驚きです。
そういえば、床に飛び跳ねるのはわかりますが、棚の上の方までベタベタしていますからね。
原因2:湿気
梅雨時や夏場の湿気もベタベタの原因になります。
冬場でも結露を生じるような時はベタつくことがあります。
定期的に部屋の換気をするか、除湿機をうまく使って湿気を取り除くようにすればいいでしょう。
湿気によるベタベタを放置しておくと、カビの発生の原因になります。カビは広がるととても厄介です。
時には呼吸器系の病気の原因にもなります。
特に小さなお子さんがいるご家庭では注意が必要です。
原因3:ワックスの劣化
フローリングにはワックスが塗られていることが普通です。
これはフローリングの表面を、傷や汚れから保護することが目的ですが、同時に床を美しくピカピカに見せる効果もあります。
しかし時間が経過するとワックスが劣化して剥がれ落ちていきます。
そうなると、フローリングがザラついたりベタついたりするようになります。
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効果的な掃除は
フローリングのベタベタの原因はわかりました。
それでは効果的な掃除方法はどんな物があるのでしょう。
掃除の順番も気になりますよね。
そこでここからはフローリングの効果的な掃除方法を見ていくことにしましょう。
■掃除の流れ
乾拭き(からぶき)
↓
水ぶき
↓
ワックスがけ
順番にこなしていけば、フローリングはピカピカに仕上がりますよ。
乾拭(からぶき)のやり方
掃除機で大まかにゴミを取り除いたら乾拭(からぶ)きをしましょう。
この時、強くこすらないように注意して下さい。
乾拭きでゴシゴシこすってしまうと、フローリングに傷が付いてしまいます。
軽く残ったゴミを掻き出すような気持ちで拭くようにして下さい。
静かに丁寧に拭くことが大事です。
■ワイパーでもOK
乾拭きが面倒という場合はクイックルワイパーが便利ですよ。
大きなゴミがない場合はクイックルワイパーでささっと拭けばホコリもたちません。
水拭きのやり方
部屋の奥から窓に向かって板の目に沿いながら拭いていきましょう。
特に油汚れのひどい台所や、食べこぼしの多いテーブルの下は台所洗剤(中性洗剤)を使えばいいですね。
バケツに台所用中性洗剤を2~3滴垂らしてしっかりと雑巾をしぼり、その雑巾で汚れをふきとります。
拭き終わったら雑巾をよく洗い、固く絞って同様にフローリングを拭いていきます。
水拭きが終わったらそのまま乾燥するまで待つか、あるいはもう一度乾拭きをして水気を取るようにして下さい。
ワックスのかけ方
拭き掃除が終わったらいよいよワックスがけとなります。
基本的なかけ方はフローリングの板目に沿って、薄くむら無くかけるようにして下さい。
専用のワイパーを使えば誰でも簡単にかけることが出来ます。
ワックスをかけたら20~30分間放置して完全に乾燥させて下さい。
乾燥したら再度同じようにワックスをかけます。つまり2度がけですね。
面倒かもしれませんが仕上がりが違うのでオススメしたいと思います。
我が家の場合 掃除機→水ぶき→ワックス
我家でフローリングを掃除する場合は手軽な方法で行っています。
まずは掃除機をかけてゴミを取り除きます。
その後、乾拭きはせずに固く絞った雑巾で水拭きをします。
そしてしばらく放置して乾燥させます。
乾燥したらワックスをかけて終了です。
2度がけが面倒な時はこれで終わらせてしまいます(笑)。
ワックスをかける頻度
ワックスをかける頻度ですが出来れば年2回、少なくても年1回は行うようにして下さい。
あまり時間を空けてしまうとフローリング自体が劣化してしまいます。
劣化したフローリングではワックスをかけても輝きが戻らないことがあります。
表面が剥げてくることすらあるのでメンテナンスは重要なんです。
5年程度で床を張り替えていたら大変ですから。
参考ですが、我が家の場合は年3回(ゴールデンウィーク・お盆・お正月)行っています。
■コーティングという手もある
ワックスをかけるのが面倒という方には、フローリングをコーティングするという方法もあります。
これはガラス質のコーティング剤でフローリングを保護するもので、自分でやっても出来ない事はありませんが、業者に頼んだ方が完璧に仕上げてくれるので安心です。
相場ですが1㎡あたり3,000~5,000円は見て下さい。
例えば16畳のLDですと26,4㎡ですので、平均で26,4㎡×4000円=105,600円です。
それなりに金額はかかりますが長持ちするので、掃除に時間を割けない忙しい方にはオススメできます。
まとめ
- フローリングがベタベタする原因は「汚れ・湿気・ワックスの劣化」によるもの。
- 汚れには足の裏の汗や皮脂、ほこりや食べこぼし、油汚れなどがある。
- フローリングの効果的な掃除方法は、まず掃除機をかけてから乾拭きをし、固く絞った雑巾で水拭き。乾いたらワックスをかけるようにするといい。
- ワックスは出来れば年2回はかけた方がいい。
- ワックスをかけるのが面倒な場合は、コーティングをするという方法もある。業者に頼むことになるので1㎡あたり3,000~5,000円位かかる。
以上、フローリングのベタベタの原因についてと、その効果的な掃除方法について見てきました。
実際、拭き掃除はなかなか大変ですが、ワックスがけした後のフローリングはつるつる、ピカピカでとても気持ちがいいものです。
苦労が報われた瞬間ですね(笑)
これからも頑張ってワックスがけをしていきましょう。
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