日本国憲法には「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し…」とありますが、現実はどうでしょうか。
双方の親が出てくることも多いですよね。
最近は変わってきましたが、それでも結婚式場では「○○家 △△家」と掲示されることがまだまだ多いような気がします。
結婚したら家と家の付き合いも出てきますから仕方がないのかもしれませんが・・・。
そこで今回は結婚に反対する親について、様々な理由とその対処法を考えてみたいと思います。結婚を考えているのに親があまりいい顔をしない方への参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
目次
結婚に反対する親の理由は?
結婚しようと思っても親に反対されるケースは多々あります。
そして男性側の親よりも女性側の親の方が厳しく見ることが多いように思います。
特に女性側の父親は同性の先輩として相手の男性を見るのでどうしてもきつく見てしまいます。あるいは親が子離れできていないこともありますから複雑ですね。
具体的に個別のケースについて見てみましょう。
彼の学歴が気に食わない
一般に学歴の高い親ほど学歴にこだわることが多いものです。
自分の娘が大卒なのに連れてきた彼氏が高卒では我慢ならないのでしょう。少なくとも娘と同じ学歴かそれ以上でないと認められないというわけです。
こういう親は相手の男性だけでなく、自分の娘にも怒りを向けることがあるので、なかなか厄介です。
彼の職業が気に食わない
職業に貴賎はないといいますが、安定した職業とそうではない職業があるのは確かです。
娘の連れてきた彼氏が公務員や一流企業のサラリーマンなら親が安心するものです。
しかし、不安定な仕事、例えばあまり売れていないミュージシャンや芸人では、親がいい顔をしないのは普通です。
彼の家族が気に食わない
連れてきた彼氏に問題がなくても彼の家族を問題視することもあります。
日本では今でも結婚は家と家の結びつきであるという考え方が残っています。ですから彼氏の両親や兄妹に何らかの問題があると嫁がせたくないと考えてしまうんです。
当人たちにとってはありがたくない話ではありますが・・・。
彼の容姿が気に食わない
これは母親のほうが厳しいかもしれません。
母親は娘の先輩のような気持ちで彼氏を見るものです。つまり異性の目で見るので容姿が気に食わないとその先にはなかなか行けないんです。
本当はとても気の優しい男性だったり、ある種の才能に溢れた男性だったりしても、容姿で躓(つまず)いてしまってそれを見ようとしないんです。
彼に離婚歴がある
相手の男性に離婚歴があると両親の目が厳しくなります。
離婚歴が1度ならまだしも複数回あると疑いの目で見られるのは仕方がないかもしれません。
自分の娘が初婚の場合は特にそうでしょう。
結婚に向かない男性だと判断されてしまうということですね。
彼に借金がある
これは借金の質によって変わってきます。
例えばローンを組んで車を買ったとか、マンションを買ったというのも借金ですが、悪く言われることはありません。
問題視されるのは生活苦から金を借りた場合や、ギャンブルで作った借金などです。
これらの借金をしている場合は、私でも反対します。
微妙なのは親が作った借金を返済しているケースです。いわば孝行息子になるわけですから、それをどう見るかでしょう。
スポンサーリンク
それぞれの対処法
以上、様々な理由で反対される実例について見てきました。
「それでも彼氏と結婚したい!」と思っているなら、何らかの対処法が必要になります。
要は親を説得するわけですが、理由によってアプローチの仕方は変わってきます。
ここからはそれぞれの対処法について考えてみましょう。
彼の学歴が気に食わない場合の対処法
学歴に不満を持つ親への対処は、現在の彼氏の職業や年収などをアピールするといいでしょう。
「たしかに大学を中退しているかもしれないけど、今の彼はこれで成功している」という具合です。
あるいは低学歴でも成功している人を引き合いに出してもいいかもしれません。
学歴が全てではないということを、うまく伝えることが出来れば解決するでしょう。
彼の職業が気に食わない場合の対処法
彼氏の職業が不安定なら、自分は覚悟を決めていることを伝えましょう。
仮に彼氏が無職になっても、私が働いて食わしてやるくらいの勢いがあれば、親の態度も変わってくるはずです。ただし、自分の気持が中途半端だと、親に見透かされてしまいます。
本当に覚悟を決めてから説得するようにしてください。
彼の家族が気に食わない場合の対処法
彼氏の両親や兄妹に問題がある場合は、彼氏だけ見て判断するように言いましょう。
というか、それしかないんです。
彼氏の家族を別の家族に入れ替えることなんて出来ませんからね。それから自分がしっかり対峙していく事も伝えてください。
実際に相手の家族に問題があると、矢面に立つのは自分ですから。
彼の容姿が気に食わない場合
容姿を問題にされた場合は彼氏の内面について話しましょう。
どれだけ素敵な男性なのか、あるいは周囲が驚くほどの才能があるなど、なるべく具体的に話してください。
ただ優しいからでは親は納得しないでしょう。具体例をたくさん出して説得するようにしましょう。
そうすれば理解されると思います。容姿の良し悪しというのは具体的に思えますが、じつは曖昧で抽象的なことだからです。
彼に離婚歴がある場合
これは彼氏に素直に離婚に至った原因について話してもらうことですね。
仮に彼氏が原因で離婚をしたのなら、それも隠さずに話す事が大事です。取り繕って話しても見破られてしまいます。
素直に真摯に話すことが一番でしょう。その上で結婚の許しをひたすら乞うことです。
親に彼氏の真剣さが伝わればうまくいくと思います。
彼に借金がある場合
これは本当に借金の質によるんです。
質の悪い借金を背負っている男性はやめた方がいいですから。
借金は将来に暗い影を落とします。
もう一度本当に彼でいいのか考えてみてください。
どうしても彼でなければダメだと思うのなら、一緒に借金を返していくぐらいの気構えがないと、共に生活していくのは難しいと思います。
親の説得の前に自分と向き合ってよく考えてください。
まとめ
- 結婚に反対する親にはそれぞれ理由がある。
- 反対される理由は様々で対処法はそれぞれ異なる。
- 特に相手に借金がある場合は解決は困難になる。
娘の結婚に反対する親の理由とその対処法について見てきました。
借金以外はなんとかなると思いますが、みなさんはどうお考えになりますか?
自分の娘の幸せを願わない親はいません。相手の男性を厳しく見てしまうのは仕方がないことでしょう。
さて、今回はここまでにしたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク