最近聞いたんですけど玄米茶っていいらしいですね。健康にもダイエットにも効能や効果があるんだそうです。
そこで今回は玄米茶についていろいろ調べてみることにしました。
玄米茶の効能や効果はもちろん、どれくらい飲めばいいのか、いつ飲めばいいのかなどをまとめたので、どうぞ最後までお読みください。
きっとお役に立つと思います!
ちなみに我が家では毎日飲んでいます。主人は水筒に玄米茶を入れて仕事に持参しています。
なお「効能」と「効果」は似た言葉ですが、辞書によると、効能は「良い結果をもたらすある物質の働きのこと」で、効果は「その働きによって表れる良い結果のこと」を指します。(参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
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目次
健康から見た玄米茶の効能・効果
それでは、玄米茶の効能・効果を「健康面」と「ダイエット面」の2つに分けてご紹介します。
まず、「健康面」です。
玄米茶にはカテキン・ギャバ・ガンマオリザノール・ビタミン・ミネラル・食物繊維・ビタミンB群・ビタミンC・テアニンなどが含まれています。
健康面から見た玄米茶の効能・効果には次のようなものがあります。
・血圧の上昇を抑える
カテキンやギャバには血圧の上昇を抑える効果があります。
・生活習慣病(動脈硬化、糖尿病など)を予防する
ギャバにはコレステロールの増加を抑える働きもあります。
そのため、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防に効果が期待できます。
・血糖値を下げる
ガンマオリザノールという成分が血糖値を下げる働きをします。
ガンマオリザノールが血糖値を正常に保つ働きのインスリンの分泌を促進するためです。
・便秘の予防、改善
ビタミン、ミネラル、食物繊維によって腸の働きが活発になります。
・風邪の予防
カテキンには殺菌や抗菌などの作用があり、それによって風邪の予防になると言われています。
ビタミンCも含まれていますから免疫を高める効果があります。
・インフルエンザの予防
こちらも風邪予防と同じで、カテキンに殺菌、抗菌作用があり、口内の菌を流すことでインフルエンザの予防にでなります。
・疲労回復
ビタミンB群は疲労回復に役立ちます。
・リラックス効果
玄米茶にはアミノ酸のギャバが含まれています。
ギャバはアドレナリンの分泌を抑えるので落ち着くことが出来ます。
そして旨味成分であるテアニンは緊張を和らげる効能があります。
つまりはリラックスできるという訳です。
1日にどれくらい飲めばいいの?
玄米茶に限らずお茶にはカフェインとタンニンが含まれています。これらは取りすぎると却って健康を害してしまいます。
1日に飲む量としては10杯が限度だと思ってください。2~7杯であればお茶の効能だけを体に取り込むことが出来ます。
いつ飲めばいいの?
健康面から見た玄米茶の効能・効果の中で血糖値を下げる働きがあることが分かりました。
血糖値の急上昇を抑えることができる玄米茶の飲むタイミングとしては「食前」がベストです。
血糖値は食後に上がるので、血糖値対策としては食前に飲むのが良いでしょう。
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ダイエットからみた玄米茶の効能・効果
それでは次に、ダイエット面の効能・効果です。
玄米の胚芽にはγ-オリザノールというポリフェノールが含まれています。
γ-オリザノールは中性脂肪を抑える働きがあり、糖尿病や肥満を抑える効果があります。
悪玉コレステロールを減らすという効能もあるので、生活習慣病の予防も期待できます。
・肥満予防
ガンマオリザノールやギャバの働きで、コレステロール値が抑制されることで高い肥満予防が期待できます。
また中性脂肪も燃焼されやすくなり、飲み続けることで痩せやすい体を作ることができます。
ガンマオリザノールやギャバといったポリフェノールやアミノ酸の成分は、高い脂肪燃焼効果があります。
・便秘解消
カテキンには腸内の善玉菌を増やしてくれる効果があります。
・糖質の吸収を防ぐ
カテキンは取り過ぎた糖分や脂肪分が吸収されるのを防ぎます。
・美肌効果
カテキンは抗酸化作用が強いので体内の活性酵素が取り除かれ美肌に効果があるとされています。
同じ効能を持つブルーベリーを大きく上回っています。
また、ビタミンが豊富に含まれているため、肌の老化・シミ・シワ・たるみの防止、コラーゲンを生成する効果が強く、美肌効果が抜群です。
1日にどれくらい飲めばいいの?
健康面から見た玄米茶と同じで、1日10杯が限度でしょう。2~7杯で十分だと思います。
ダイエットをしたいからといって、何十杯も飲んでしまうとカフェインやタンニンは体に悪影響を及ぼします。
玄米茶には確かにγ-オリザノールが含まれていますが、直ちにダイエットに繋がるわけではありません。
いつ飲めばいいの?
就寝前はカフェインを含んでいるので飲まない方がいいでしょう。
ダイエットが目的であれば運動前・食前・食後に飲むと効果的です。
運動前に飲むと脂肪燃焼に繋がります。食前に飲めば食欲の抑制になります。そして食後に飲むことで糖質や脂質の吸収を抑えることが出来ます。
玄米茶・緑茶・抹茶・ほうじ茶はどう違う?
お茶には玄米茶のほかに緑茶やほうじ茶などがありますね。
玄米茶・緑茶・抹茶・ほうじ茶にはどんな違いがあるんでしょうか。それぞれ見ていきましょう。
・緑茶
緑茶は摘み取った茶葉を加熱処理して発酵を妨げたものです。
煎茶(せんちゃ)、玉露(ぎょくろ)、番茶(ばんちゃ)、抹茶(まっちゃ)、ほうじ茶など、さまざまなお茶をまとめた呼び方です。
- 効能としてはカテキンが豊富なことが挙げられます。玄米茶は緑茶+玄米なので玄米が入ってない分、玄米茶より緑茶の方がカテキンが多いことになります。
・抹茶
抹茶は緑茶の一種で碾茶(てんちゃ)を粉末にしたものです。碾茶は蒸し製緑茶の一種です。
茶道で飲むお茶といえば分かりやすいですね。
抹茶にはタンニン・カフェイン・ビタミンが豊富に含まれています。
・ほうじ茶
ほうじ茶(焙じ茶)は緑茶の一種で茶葉を焙(ほう)じたものです。
ほうじ茶は煎茶を炒ったものなので、製法に違いがあるためほうじ茶の方が成分は少なく、効能は薄いです。
煎茶の半分以下の効能と言われています。
・玄米茶

玄米茶の茶葉
玄米茶は煎茶や番茶を加熱したものに蒸して炒った玄米を加えたものです。その比率は1:1となっています。
玄米はもち米が使われることが多いそうです。
玄米茶の美味しい入れ方
玄米茶の入れ方には水出しとお湯出しがあります。水出しから見てみましょう。
・水出し
➀冷蔵庫に入るボトルを用意します。
➁玄米茶をスプーン5杯ティーバッグに入れて水を1リットル注いでください。
(この時、必ず水は冷やしたものを使ってください。)
➂一晩置けば水出し玄米茶の完成です。
ティーバッグは飲み終わるまで入れておいて大丈夫です。
・お湯出し
➀玄米茶をスポーン2杯ほど急須に入れます。
➁そこに95℃のお湯を注ぎます。
➂30秒ほどで抽出が終わります。
⓸あとは湯呑に注げば完成です。
事前に湯呑をお湯で温めておくことも忘れないでください。
関連記事:お茶のペットボトルの賞味期限切れは大丈夫?いつまで飲めるか調べてみたよ
まとめ
- 効能は良い結果をもたらすある物質の働きのことで、効果はその働きによって表れる良い結果のことを指す。
- 玄米茶には風邪の予防や美肌効果、リラックスなどの効能がある。
- 玄米茶は健康面からみると食前に飲むのが良い。
- 玄米茶でダイエットをするなら、運動前・食前・食後に飲むと効果的。
玄米茶について見てきましたが、様々な効能があるんですね。驚きました。
カフェインの含有量も少ないので、他のお茶よりも体に良さそうです。
これからは冬場は温かい玄米茶を、夏場は冷やした玄米茶を取るようにしたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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