季節の出来事 生活情報

小学校のクラス替えの決め方と手順を解説!決まり事や基準がある?

投稿日:

春になると新学期ですね。小学校ではクラス替えの季節でもあります。

でもクラス替えって一体誰がどうやって決めてるんでしょうか。

なにか基準でもあるのか知りたいですよね。

そこで今回はクラス替えの決め方について、いろいろ調べてみたいと思います。

きっとなにか基準や手順があるはず。

最後までお読みいただければ、おわかりいただけると思います。

 

スポンサーリンク

誰が決めるの?担任?校長?

小学校でクラス替えを決めるのは前年度の担任団です。

要するに担任の先生方ということになります。

担任団が決めたクラス替えについては管理職である校長や教頭は通常口を挟みません。

承認の判子を押すだけです。

一年間ほぼすべての教科を教えてきた担任の先生に任されているわけですね。

直接見てきた先生ですから、生徒個々の特徴や性格なども理解していますから、合理的だと言えるでしょう。

 

スポンサーリンク

クラス替えの基準とは

クラス替えを決めるのは担任団だということはわかりました。

それではクラス替えには何か決まり事や基準などはあるんでしょうか。

じつはあるんですよ。

ここからはクラス替えの基準などについて見ていくことにしましょう。

結構、いろいろあるんですよ。

基準①成績

クラス替えを検討する際、担任団が最初にすることは、児童の名前を書いたカード作りなんです。

そして成績順にクラスに割り振り、各クラスの学力が均等になるように機械的に決めていきます。

クラスによって学力が偏ってしまうと先生も指導しにくいわけです。

ですから最初は成績で分けていくんです。そしてそれから微調整に入ります

基準②リーダーになる人

クラス委員になれるリーダー性のある子供もなるべく均等になるように割り振ります。

多くの場合クラス委員になれる素質を持った子供は頭がいいですから成績順と重なりますが。

リーダー性の高い子供ばかり集まってしまうと、他のクラスがまとまらなくなってしまいますからね。

 

基準③同姓

例えば佐藤さんという名字。多いですよね。

クラス分けには同姓は関係するんでしょうか。じつはあまり考慮されないんです。

同姓同名の場合は分けられるかもしれませんが、そういうケースは殆ど無いでしょう。

同姓の場合は名前で区別すれば済む話ですからね。

 

基準④問題児

それではいじめっ子などの問題児の場合はどうでしょう。

これは考慮されるんです。

「この子とこの子は離した方がいい」という風に決めていくんです。

そして逆に「この子とこの子はセットにしないとダメ」という場合もあります。

例えば特定の友人と一緒じゃないと、一人では行動できない子供もいますから。

学校にはいろいろな子供が集まりますからね。

基準⑤ピアノが弾ける人

ピアノが出来る出来ないは、なにか関係するのでしょうか。

学校で合唱コンクールなどが毎年行われているようだと考慮されることがあるようですね。

ピアノを習っている子は多くても伴奏をできる子というのはそういるものではないのです。

なのでクラスに一人は伴奏ができる子がいないと合唱コンクールがうまくいかないというのが理由です。

基準⑥その他

これらの他にも留意されることがいくつかあります。

運動会のことを考慮して足の速い子供も分散するようにします。

集団下校のことを考慮して学区も偏りがないようにされます。

またLDやADHDなど配慮が必要な子供が一クラスに集中しないように注意しています。

それから高学年になると児童会の役員が同じクラスにならないように配慮されます。

そして担任の先生と子供の相性もあるので、相性が悪い子供は別の担任の先生のクラスに入れられます。

 

いつ決められるの?

 新しいクラス替えが決められるのは2月末から3月上旬にかけてとなります。

そして前述のような手順を踏んで決められていきます。

担任団はこれ以上はない!というクラス分けを行うんですが小学生は成長期です。

成長するにつれてクラスのバランスが崩れてしまうこともあるんだそう。

なかなか難しいんですね。クラス分けは。

 

クラス替えの流れをおさらいすると

クラス替えの流れをおさらいしておきましょう。

①2月末から3月上旬にかけて昨年度の担任団がクラス分けを始める

②まずは児童カードを作成する

③成績順に機械的に子供たちを振り分ける

④リーダー性の高い子供は各クラスに分散させる。

⑤いじめっ子などの問題児や一人で行動できない子供などは考慮する

⑥運動会のことを考えて足の速い子供も分散させる

⑦集団下校のことを考慮して学区に偏りがないようにする

⑧LDやADHDなど配慮が必要な子供が一つのクラスに集中しないようにする

⑨担任と子供の相性もあるので相性の悪い子供は他のクラスに移す

⑩校長の承認を得る

ここまで手間ひまをかけて決めても、バランスが崩れることもあるとは…。

 

保護者・生徒の要望はきいてくれるの?

私立校の場合はわかりませんが公立校の場合は保護者や子供の要望は受け入れてくれないのが普通です。

なぜなら前述のような複雑な手順を踏んで決められるからです。

ですが何か特別な要望があれば伝えておいた方がいいでしょう。

何らかの配慮をしてくれるかもしれません。

2月の末から新クラスの検討に入りますから、2月の初めまでには担任の先生に伝えておく必要があります。

ですが繰り返しになりますが、要望が受け入れられるとは限りません。

 

まとめ

  • クラス替えは昨年度の担任団が決める
  • クラス替えの基本は各クラスの学力に偏りが出ないようにすること
  • リーダーになれる子供は分散させる
  • 運動会があるので足の速い子供も分散させる
  • 問題のある子供は考慮される
  • LDやADHDなど配慮が必要な子供は別のクラスにする

他にも学区を考慮したり等きめ細かに決めていくが子供たちの成長が早いのでクラスのバランスが崩れることがある。

今回はクラス替えについて見てきました。

担任の先生たちは大変ですね。

ここまで丁寧に考えているとは驚きました。

安易に文句をつけるようなことは慎まないといけませんね。

スポンサーリンク

-季節の出来事, 生活情報

Copyright© middle time ! , 2023 All Rights Reserved.