でんでんむしむしカタツムリ。梅雨の時期になると紫陽花(アジサイ)の葉に乗ってるイメージです。
でも実際は雨の日にコンクリートの壁にくっついてることの方が多そうです。
あまり都会では見かけなくなっているそうですが子供には人気ですよね。
自由研究のテーマとしてカタツムリを飼ってみても良いかもしれませんね。

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2128989711855824901/2...
そもそも貝って海のサザエとかアワビ、田んぼのタニシとか水の中で暮らしてる生き物ってイメージが強いと思います。
カタツムリは陸ですよね?
でも雨の日にしか見ないからやっぱり水は好きそうですよね。
どうやらカタツムリの殻の構造に事情があるみたいなので調べてみました。
早速いって見ましょう。
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カタツムリの殻の構造はどうなってるの?
同じ陸で暮らしている貝と言えばオカヤドカリが居ますよね。
でもヤドカリは貝殻を借りてるだけのカニ、エビの仲間です。カタツムリは貝も体の一部なんですよ。
ナメクジが貝の中に入ってるだけって思うかもしれませんが,ナメクジは貝の殻が退化してしまったカタツムリの仲間らしいです。
カタツムリは成長すると殻も一緒に大きくなっていきます。この殻は外敵から身を守る役目もしています。

引用元:http://info.iida-museum.org/?eid=114
カタツムリの殻は炭酸カルシウムでできていて、水中の貝は自然とミネラルからカルシウムを摂取できるけど,陸のカタツムリはカルシウムが不足してきます。
雨の日にコンクリートにくっついてる理由は,雨でコンクリートから溶けだしたカルシウムを摂取しているそうです。

引用元:https://yume365.com/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%84%E3...
カタツムリは乾燥に弱いので雨の日は水分補給をするために活動します。
カタツムリを探すなら雨で湿ったコンクリート壁が狙い目ですね。
ちなみに殻を閉じて動かない時は乾燥しないためらしいです。湿気を保つようにしているんですね。
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カタツムリの殻は汚れない!
カタツムリの殻には超細かな溝が無数にあるんです。顕微鏡じゃないと見えません。
その溝に薄く常に水が溜まっているそうで汚れが付着しても弾かれて、雨で簡単に洗い流れるわけなんです。
カタツムリの殻をヒントにして汚れが付きにくいトイレ等の開発もされているんですよ。驚きますね。
割れたりヒビがいくとどうなる?
カタツムリの殻は少しのヒビや割れくらいなら再生します。
カタツムリは殻も体の一部であって炭酸カルシウムを出していますので,そのカルシウムを使って自己治癒をしていきます。
もしカタツムリを飼ってて殻が割れたりヒビが入ってしまった場合の対処法
殻が割れたり、ヒビが入ってしまった時は殻を乾燥させないようにカタツムリに霧吹きを使って水分補給をしてあげます。
割れた殻の破片があればそのままにしておいて、カルシウムの補給に【卵の殻】【ボレー粉】【イカの甲】をいれてあげましょう。
【ボレー粉】と【イカの甲】とはペットの小鳥用に使うものでペットショップやホームセンターのペット用品コーナーで売っています。

引用元:https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E7%80%AC%E3%83%...

引用元:http://www.instapuk.com/tag/%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%..
まとめ
夏の自由研究にも使える!
・カタツムリは殻も身体の一部、生まれた時から殻がある
・カタツムリの殻は炭酸カルシウムで出来ている
・カタツムリは常にカルシウムを摂取しないとならないから湿ったコンクリートから溶けだすカルシウムを食べたりしている
・カタツムリは乾燥に弱い!雨の日は水分補給もしています
・カタツムリが殻に閉じこもっている時は乾燥対策(湿気を保っている)
・カタツムリの殻は細かな溝が沢山あって汚れをはじく効果がある
割れたりヒビが入るとどうなる?
・カタツムリの殻は再生します
・自分の炭酸カルシウムを使って自己治癒をする
割れてしまった時の対処法
・乾燥させないために霧吹きをする
・カルシウムを食べさせる。身近な物なら【卵の殻】おすすめは小鳥用の【ボレー甲】
調べれば調べるほど実に奥が深いカタツムリ。日本には700種類いるそうです。祖先は6億年前に誕生したらしいですよ。
ナメクジが進化してカタツムリかと思っていましたがカタツムリが退化してナメクジが誕生したそうです。
なんか逆っぽいですよね。
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