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舞妓さんの化粧の仕方はこれ!メイクの疑問に答えます。

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京都の花街の舞妓さん。

とても愛らしいんですが独特な化粧の仕方をしています。

化粧道具は普通の化粧品店で購入できるものなんでしょうか。

そこで今回は舞妓さんの化粧の仕方と、その特徴についていろいろ調べてみました。

最後までお付き合い下されば、舞妓さんの化粧についておわかりいただけると思います。

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舞妓さんの化粧の仕方

舞妓さんの化粧には特徴があります。

その最大の特徴が色を三色しか使わないことです。「白」「黒」「赤」の三色だけで化粧をするんです。

まず目が行くのは顔のおしろいでしょう。

ですが厚く塗ったおしろいには意味があります。

昔は今のように照明が明るくなかったんです。せいぜい行灯の明かりくらいですから、その明かりの中で顔を美しく見せるための工夫でした。

そして口紅は「おぼこ顔」になるように控えめに引きます。

アイラインは黒を使います。黒を使うことで顔全体が引き締まる効果があります。

化粧の手順は白塗りから始めます。こちらの動画を見ればおわかりいただけるかと思います。

 

メイク道具は市販のもの?

メイクで使うおしろいや紅、刷毛などは専門店で揃えます。

専門店では舞妓さんや芸妓さん、歌舞伎役者などが使う白塗り専門の化粧品や、化粧道具を揃えることが出来ます。普

通の店では扱っていませんから当然といえば当然ですが。

おしろいについてはカネボウや資生堂、三善が生産しており、日々改良が加えられているそうです。

紅はかつては紅花から造られていましたが、これも現在では改良が重ねられています。

 

どれくらい時間がかかる?

化粧時間は舞妓さんがどれくらい慣れているかによって変わってきます。

早い人で30分、時間をかける人で1時間といったところでしょうか。

そして舞妓さんになりたての人は、下唇にしか紅をささないのが慣習となっています。

1年経って先輩の舞妓さんや芸妓さんに認められると、初めて上唇にも紅をさすことが出来ます。

 

自分でできる?

舞妓さんの化粧は基本的には自分でやることになっています。修

行を始めたばかりの頃は、先輩の舞妓さんや芸妓さんが手伝ってくれますが、一通り憶えたら自分でしなければなりません。

着物の着付けは男衆(おとこし)の仕事で全てやってくれますが、化粧は自分で少しづつ工夫を加えていくものなんです。

 

白塗りや赤い目元の意味は?

白塗りは昔照明が暗かった頃の名残とも言えます。

暗い照明の下でも顔が美しく見えるような工夫だったわけです。

目元には紅をさします。目頭には少し濃い目に紅を入れ、目の周りにはぼかして入れます。

目元に紅をさすのは魔除けの意味があります。

古来より「朱」は穢を祓う魔除けの色として使われて来たからです。

 

歌舞伎メイクといっしょ?

歌舞伎のメイクと舞妓さんのメイクは、顔をおしろいで白く塗るところまでは同じかもしれませんが、その先はまるで異なります。

歌舞伎の場合は白く塗った上から役柄に応じた模様を描いていきます。

そしてその模様によって善玉なのか悪玉なのかを表しているんです。

この化粧のことを「隈取(くまどり)」と呼んでいます。

舞妓さんのメイクは美しく見せるためのものですから、化粧の仕方で役柄を表すようなことはありません。

 

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体験することはできる?

京都には舞妓さんの体験が出来るスタジオが多数あります。

写真撮影だけではなく、花街を散策できるコースもありますから、お好みで選ぶといいでしょう。

なかには男性も体験できるスタジオもあるようです。

料金は撮影のみであれば8000円位から。散策して撮影をする場合は13000円ほどかかるようです。

参考までに以下のサイトをご紹介しておきます。

花りん

まとめ

  • 舞妓さんは「白」「黒」「赤」の三色だけで化粧をする。
  • 化粧に使うおしろいや紅、刷毛などは専門店で揃える。舞妓さんだけではなく芸妓さんや歌舞伎役者も利用している。
  • 舞妓さんの化粧は30分から1時間かかる。
  • 舞妓さんは自分で化粧が出来なければならない。
  • 白塗りは昔照明が暗かったことの名残。赤い目元には魔除けの意味が込められている。
  • 舞妓さんと歌舞伎の化粧の共通点は白塗りだけ。
  • 京都には舞妓さん体験が出来るスタジオが多数存在する。なかには男性も体験できるところもある。

 

以上、今回は舞妓さんの化粧について見てきました。

「白」「黒」「赤」の三色だけで化粧をするとは知りませんでした。

そして「赤」には魔除けの意味もあるんですね。

京都には舞妓さん体験が出来るスタジオが多数あるようですから、興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

さて。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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