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大発会の着物女性は誰?翌日の株価は下がるって本当?

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正月休みにニュースで大発会の様子を写すことってありますよね。

引用元:https://newspicks.com/news/1983477/

よく見ると振袖姿の女性が大勢いるのに気が付きます。

振り袖の着付けやヘアセットって、時間もお金もかかるし大変なのにどうしているんでしょう。

大発会の日の取引時間って通常とは異なるんでしょうか。

大発会の翌日は株価が下がるって聞いたこともあります。本当なんでしょうか。

そこで今回は大発会についていろいろ調べてみることにしました。

今回も最後までお付き合いをお願いします。

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大発会の着物女性は誰?

大発会の時には振り袖や晴れ着の女性が多く見られます。

その多くは証券取引所や各証券会社の社員や派遣社員なんですが、それだけではないんです。

京都きもの友禅のお客様や会場で琴を演奏される方々も着物姿なんです。

他にも一般の方が着物で見えることもあるそうです。

ですが新聞の紙面やニュースで報じられる晴れ着の女性は、証券取引所や各証券会社の方々に限られるようです。

何故着物?

大発会は一般の会社で言えば仕事始めとなります。

仕事始めに色を添えるという意味もあるんです。

それから仕事始めはハレの日ですから、晴れ着で迎える=着物姿なんでしょう。

もっともハレの日だからドレス姿でもよさそうなものですが、パーティーではないのでいろいろまずいわけです。

もし厳格にプロトコルを守ろうとすると昼間と夜ではドレスを変えなければいけませんしね。

その点、晴れ着の場合はどちらにも通用しますから。

着物は自前?着付けセットの手当ては出る?

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の広報によると「晴れ着姿での大発会への参加はあくまでも個人の意志で、会社から出席を呼び掛けたりはしない」そうです。

そのため当日の髪結いや着物の着付けなどは全て自腹なんだそうです。

着物姿で出社したからといって、特に手当が支給されることもないそうです。

これは他の証券会社や証券取引所でも同様なんだとか。

ただ晴れ着姿で大発会に参加した女性社員からは、晴れ着を着る機会が増えたという声もあるそうです。

 

着物は着たまま働くの?

じつは大発会に着物姿で参加する女性社員の数は年々減っているそうです。

これは2010年に東京証券取引所が新コンピューターシステムを導入したのをきっかけに、半日取引という特例日を取りやめたため取引が終日になったんです。

2009年までは午前中に仕事が終わったので、着物姿で働くのも半日で済みました。

ですが2010年以降は終日働くことになったので着物姿では大変です。

ある証券会社では、2010年以降は晴れ着で出社する女性社員が、ゼロになったそうです。

着物を着たまま働くことになります。

いつからそういう習慣がある?

日本に証券取引所が開設されたのは、1878(明治11)年5月の事です。

渋沢栄一、今村清之助、田中平八らの手により開設されました。

第二次大戦後はGHQがなかなか許可を出さず、新生「東京証券取引所」の設立日は1949年4月1日、売買再開日は同年5月16日からとなりました。

引用元:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/fund_sto...

戦後だけでも70年近くが経過しているわけですが、いつから大発会に女性が晴れ着で参加するようになったのかは、はっきりしません。

これは推測ですが高度成長期くらいからの事ではないでしょうか。

ピークに達したのはバブル期でしょう。

そして現在では廃れつつあるというのが印象です。

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翌日の株価は下がるというのは本当?

株式相場は大納会では下落傾向があり、大発会の日には上昇傾向にあると言われています。

これは新年のお祝いムードから「ご祝儀相場」として株価が上昇しやすいためと、年末に手仕舞いをした人達からの資金が流入するためだと考えられています。

ただし必ず大発会の日に株価が上昇するわけではありません。

同様に大発会の翌日は必ず株価が下落するということもないんです。

2019取引時間はいつ?

2019年の大発会は1月4日(金)です。

取引時間は前場が朝9時から11時30分まで、後場が12時30分から15時までと決まっています。

2010年からは大発会の日も終日取引となったので、平日と同様の取引時間となります。

翌日の株価は下がる?

前述した通り、確かに大発会の日には株式相場は上昇傾向にあります。

上昇した分、翌日には下がりそうな気もしますが、必ずしもそうなると決まっているわけではありません。

それよりも世界情勢などの要因の方が反映されます。

大発会のトリビアを紹介

・商品取引所の大発会・大納会は証券取引所と同じ日に行われる。

ただし、夜間にも取引が行われている東京商品取引所では、大発会当日は日中立会及び夜間立会が行われる。

 

 

・外国為替相対取引は土曜日・日曜日・元日と祝日を除いて24時間取引されているので大発会・大納会は行われない。

 

終わりに

いかがでしょうか。

晴れ着姿の女性たちは証券取引所や証券会社の社員の方だったんですね。

でも大発会の日も終日取引となってからは減少傾向にあるとは。なんだか残念です。

大発会が半日取引だった頃は午後には会社に戻り、軽く飲んでから近所の神社に参拝したそうです。

そういうのんびりした風情もいいと思うのですがねえ…。

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