2019年の冬至は12月22日(日)です。冬至は一年の内で最も昼の長さが短く、夜の長さが最も長い日です。
冬至の日にはカボチャを食べる習慣がありますが、もうひとつ柚子湯に入るという習慣もあります。

引用元:https://gentle-breeze.org/life/6490/
ですから皆さんの中にはこんな風にお悩みの方もおられるでしょう。
「今年は冬至の日、柚子湯に子供を入れたいんだけど大丈夫かな。まだ小さいから肌荒れとか心配なんだけど」
冬至には定番の柚子湯ですが、柚子は柑橘系ですから刺激も気になりますよね。
それから正式なやり方とかあるんでしょうか。
そもそも柚子湯の由来ってどこから来たんでしょう。
なにか効能があるんでしょうか。
そこで今回は冬至と柚子湯についていろいろ調べてみました。今回も最後までお付き合い下さい。
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冬至の日、柚子湯のやり方
じつは柚子湯にもいろいろやり方があるんです。
一般的なやり方とお肌に優しいやり方について順を追って見ていくことにしましょう。
一般的なやり方は
・柚子を丸ごとお湯に浮かべる
1つ2つでは寂しいですからたくさん浮かべることになります。
たくさんの柚子を用意できない場合は、柚子の皮を削ったり柚子に切れ込みを入れたりして香りが広がるように工夫しましょう。
・柚子を輪切りにしてお湯に浮かべる
5~6個の柚子を輪切りにしてお湯に浮かべる方法です。柚子の香りがお風呂いっぱいに広がります。

引用元:http://sakurairoiro.net/archives/3671
肌がピリピリしないやり方
肌が強い人なら前述した方法で構いませんが、肌が弱い人の場合は刺激が強くピリピリするかも知れません。
これは柚子から出るリモネンという物質のせいで肌が刺激されるためなんです。
そこで、肌がピリピリしない方法をご紹介しましょう。
・カットした柚子をガーゼや洗濯ネットに包んでお湯に浮かべる
肌に直接リモネンが触れにくくなりますから、やや肌が弱いという人にはおすすめの方法です。香りも広がります。
・丸ごとの柚子をガーゼや洗濯ネットに包んでお湯に浮かべる
丸ごとの柚子の場合はピリピリすることは少ないと思いますが、敏感肌の人にはこの方法がいいでしょう。
香りが広がりにくいのが欠点ですが。
・事前に柚子を蒸らしておく
風呂に入れる前に柚子を熱湯で20~30分程度蒸らしてからガーゼなどに入れて浮かべる方法です。
これならまず肌がピリピリすることはありません。
冬至の日に柚子湯に入る由来は
前述したように冬至の日は一年の内で最も昼の長さが短く夜の長さが最も長い日です。
つまり太陽の力が最も少ない日なので、日本や中国では陰が極まり再び陽が蘇る日だとされています。
これを「一陽来復(いちようらいふく)」といい、この日を境に運気が上昇すると考えられています。
運気が悪くても再び良い方向に向かうということです。
冬至に柚子湯に入るのは運気を呼び込む前にお清めをしておくという意味があるんです。
これは厄払いの禊にも通じています。一陽来復に備えるという意味もあります。
古くは江戸時代の銭湯から始まったとされている柚子湯ですが、現代の入浴施設でも冬至の日には柚子湯を楽しむことが出来ます。
いくつかご紹介しましょう。
■冬至に柚子湯を楽しめる入浴施設5選 関東編
【東京都】
■冬至に柚子湯を楽しめる入浴施設5選 関西編
【大阪府】
※現在、改装工事中
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冬至の日に柚子湯に入る効能は
柚子湯の効能については柚子(ゆず)と融通(ゆうずう)がきく、冬至(とうじ)と湯池(とうち)といった語呂合わせから、冬至には柚子湯に入るようになったという俗説.
もうひとつは冬至に柚子湯に入ると1年間、風邪を引かず健康に過ごせるといった俗説があります。
果皮に多く含まれているクエン酸やビタミンCなどは美肌効果も期待できますし、体を芯から温めてくれるのであながち間違った話ではないかも知れません。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
柚子湯の由来やピリピリしない入り方がおわかりいただけたと思います。
効能も期待できますから冬至の日にはゆっくり浸かりたいですね。
温泉やスーパー銭湯などでは、冬至の日にはイベントとして柚子湯を行いますから、家族で出かけるのもいいかも知れません。
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