例年1月に開催される奈良の若草山焼きは迫力があって人気の行事です。

観光客も多く約10万人の人出があります。
2019年は1月26日の土曜日に行われます。
見に行かれる予定の方も多いと思いますから、今回は若草山焼きについていろいろ詳しく調べていきたいと思います。
おすすめのスポットについてもご紹介しますから、どうぞ最後までお読み下さいね。
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目次
若草山焼きのおすすめスポット5選!
まずは若草山焼きのおすすめスポットから見ていくことにしましょう。
どのスポットで見るかで受ける印象は違ってきます。十分吟味して選んで下さいね。
①奈良公園
初めて行く方にはやはり奈良公園がおすすめとなります。
近景で迫力のある山焼きの様子を見ることが出来ます。
公園内の定番スポットは「新公会堂前」、「春日野園地」、「飛火野」となります。
※情報は平成30年度のままとなっているのでご注意下さい。
②若草山の麓
若草山の麓には特設ステージが設けられます。
各種イベントが行われる他、屋台もありますからお祭り気分で楽しめます。

ですが人気のスポットなので15時頃から混み始め、17時頃にはいっぱいとなりますから注意して下さい。
③高円山の大文字火床
高円山の大文字火床からは見る若草山焼きはいささか趣が異なります。
上から見下ろす形で見ることが出来るんです。
ただし暗い中、山を登ることになるので懐中電灯などの装備を忘れないで下さい。
④平城宮跡
世界遺産でもある平城宮跡は若草山からは少し遠くなりますが、復元された朱雀門と山焼きの様子を同時に見ることが出来る穴場のスポットです。

⑤大池(勝間田池)
こちらも遠景を楽しむスタイルです。
湖畔から眺める山焼きも風情があっておすすめです。
なお来年度の若草山焼きについては以下の公式サイトに情報があります。
目を通すようにして下さい。
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若草山焼きについて
それでは若草山焼きについてその由来などを見てみましょう。
そもそもなぜ始まったのか、どんな意味があるのかなど、皆さんも興味がおありだと思います。
そもそも若草山焼きとは?
若草山焼きとは東大寺と興福寺による領地争いを、双方立会いの上で焼き払って和解したのが発端とされています。
ですが否定する説もあるので定かではありません。
江戸時代には既に行われていたようですが、行事として確定したのは明治に入ってからとなります。
当初は昼間に行われていましたが、明治後半からは夜に行われるようになります。
戦前には「紀元節(現:建国記念日)」に行われていました。
戦後は長く1月15日の「成人の日」が開催日でしたが、ハッピーマンデー制度の導入により、現在では1月の第4土曜日が開催日となっています。
何位時ごろから点火されて何時間くらい燃え続けるの?
若草山焼きのスケジュールは概ね次の通りとなっています。
・16時45分 春日大社境内飛火野で大とんどの火をもらいうける祭典を行います。ここから聖火行列が若草山麓まで御神火を運びます。
・18時15分 花火の打ち上げが始まります。
・18時30分 花火終了後、山へ一斉に点火をします。
若草山焼きは広大な面積に点火されるので、長い時間燃え続けているイメージがあります。
ですが実際には点火後30分ほどで火勢は衰えてきます。
一時間を経過する頃にはほぼ鎮火してしまいます。その後は職員が消火に当たることになっています。
奈良公園の鹿はどうしてるの?
山焼きの時、鹿はどうしているんでしょう。
なんだか心配です。巻き込まれて焼け死んだりしたら可哀想ですよね。
一時的に捕獲されて保護されているんでしょうか。
じつは何もしていないんだそうです。
動物は本能的に火を怖がりますから、あっという間に逃げ出して無事なんだとか。
これまでも動物が巻き込まれた事はないそうですから安心して下さい。
近くに行くと灰だらけになる?
若草山焼きは管理されて行われますから灰だらけになるようなことはありません。
ですが時には思いもかけないことも起こります。
2017年の若草山焼きでは風向きのために大量の灰が奈良市内に降りました。
山から4キロ近く離れている奈良市役所付近まで灰が飛んだそうです。
ですが滅多に起きることではないのでご安心を。
終わりに
いかがでしょうか。一度は見ておきたい行事ですよね。
お出かけになる際には十分な防寒対策をして下さい。
それからマイカーで行くのは控えましょう。交通規制もされますし駐車場も多くありません。
定番のスポットには公共交通機関で行くことが出来ますから下調べをしておけば大丈夫です。
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