お年始で神社にお参りに行くと普段よりも多くの巫女(みこ)さんが働いているのを目にします。

年末年始にはバイトで巫女さんを増やすという話も聞いたことがありますよね。
女性の中には次のように思っている方もいるんじゃないでしょうか。
「巫女のあの装束が可愛くて一度はバイトをしてみたいんです。でも年齢制限とか応募条件が気になります。それに可愛いんだけどお仕事の実体はどうなんでしょう。忙しいのかな?」
たしかにいろいろ気になりますね。
そこで今回は巫女さんのバイトについて詳しく調べてみました。
巫女さんを希望する方には必見の内容となっているので最後までお付き合い下さい。
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目次
巫女のバイトの応募条件
それでは具体的に巫女さんのアルバイトの応募条件を見ていくことにしましょう。
ただ、細かい条件については神社によって異なります。
どこの神社でも共通している応募条件という風にご理解下さい。
それから神社ではバイトのことを「助勤(じょきん)」と呼び、仕事のことを「奉仕(ほうし)」と言うので注意して下さいね。
年齢制限は?
年齢制限については下限は高校生としている神社がほとんどとなります。
そして高校生の場合は学校の許可が必要です。
年末年始は深夜の奉仕もあることから、年齢を18歳以上としている神社も多いようです。
上限については25歳位までとなっています。
巫女さんに若い女性が多いのはこういうことからなんですね。
茶髪はだめだよね。染め直せばok?
神様にお仕えするわけですから清楚でなければいけません。
茶髪やピアスはご法度だと思って下さい。
メイクもナチュラルメイクがいいでしょう。
ピアスがなければ茶髪は黒く染めれば大丈夫でしょう。
生まれつき茶髪の場合は神社に相談してみて下さい。
また巫女さんはロングヘアーのイメージがありますが、後ろでひとつに束ねることが出来れば大丈夫です。
クリスチャンなんですが・・・?
あのー、バイトであってバイトではないのが巫女さんなんです。
助勤として神様に奉仕するわけですからね。
ですからバイト代も「奉仕料」と呼ばれています。
どうしてもやりたければ隠して巫女さんになることは可能でしょう。
でも神様は見ているんですよ?あなたは耐えられますか?
最後は心の問題になるでしょうからあなたの判断に委ねますが…。
その他の条件
じつは大事な条件がひとつあるんです。それは「未婚」である事。
年齢条件が合っていても既婚の女性は巫女さんにはなれません。
神社本庁のホームページにはこのような記載があります。
「心身共に清浄であり、未婚であるということは基本的な条件です」
既婚者の方には残念な条件ですね…。
面接で聞かれることは?
面接で聞かれることは他のアルバイトと大きくは違いません。以下の通りだと思って下さい。
・年齢など条件を満たしているか
・時間や約束が守れるか
・巫女に適した身だしなみか
・話した印象が悪くないか
なお面接中はメイクや服装もチェックされますから身だしなみには注意して下さい。
高校生なら制服がいいでしょう。それから通勤範囲内かどうかも聞かれます。
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給料はどれくらい?
「奉仕料」は神社によって異なりますが、時給800~1000円といったところです。
深夜勤務の場合は加算されたり、休憩時間や夜食が出るところもあります。
募集はいつ?
助勤の巫女さんの募集は各神社のホームページに掲載されることが多いようです。
また求人サイトで募集する神社もあります。
ですが中にはホームページには掲載しない神社もあるので、そういう場合は電話で問い合わせるといいでしょう。
募集の時期ですが多くの神社は11月に入ると開始するようです。
人気のある大きな神社の場合は、募集枠はすぐに埋まってしまいますから注意して下さい。
巫女バイトの実態は?
可愛くて優雅に見える助勤の巫女さんですが実際にはどうなんでしょう。
経験した方の話ではかなり忙しいそうです。
授与所でのお守りの授与の際には暗算を間違えないよう気を使ったり、またお守りにも種類があるのでそれらを覚えることが大変なんだそう。

それから神社特有の言い回しにも慣れなくてはいけません。
「いらっしゃいませ」→「ようこそお参りでございます」
「お買い上げありがとうございました」→「どうぞお納めください」
「またのお越しをお待ちしております」→「ようこそお参りでした」
いろいろ覚えなくてはいけないようですね。
神社でなくても結婚式場という手もある。
巫女さんのバイトは結婚式場でも募集をしています。

ですが年齢などの条件は神社とあまり違わないようです。
それから結婚式は土日に集中するため、それ以外の平日は仕事がないことも多いようです。
最近は神前式で挙式を上げる人が減っているので、土日でもお声がかからない時もあるそうです。
なかなか厳しそうですね。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
巫女さんの助勤はなかなか大変そうです。
ですが経験した方からは「人生の勉強になった」「季節の行事を大切にするようになった」という声が聞かれました。
伝統的な装束に身を包み、緊張して神様に奉仕するのもいいかも知れません。
中には運気が上がった方もいるようですから。
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