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カツオノエボシの大量発生と地震との関係は?天敵がいるって本当?

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2018年7月、カツオノエボシが大量発生しました。同月に地震も発生しました。

引用元:https://tsurihack.com/2352

大量発生は地震と関係があるのか?実際のところを探ってみました。

また、カツオノエボシは見た目は綺麗ですが猛毒を持つ危険な生き物です。

そんなカツオノエボシにも天敵がいるんですよ。

一体どんな生き物なのか?

調べてみましたので見ていきましょう。

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大量発生と地震との関係を実例からみる

2018年7月、相模湾で約2年ぶりの有感地震がありました。

マグニチュード1.8、震度1の小規模でありましたが、同月にカツオノエボシが大量に打ち上げられていました。

この実例について具体的に解説をする前にカツオノエボシとはどんな生き物か説明します。

 

カツオノエボシは別名電気クラゲと呼ばれます。見た目は餃子のような形をしていて透き通っています。

海に浮かび長い触手(約50cm)を持っていることから別名からしてクラゲの仲間と思われがちですが、実は少し違うんです。

引用元:https://ameblo.jp/melayang/entry-12374395671.html

カツオノエボシは小さなヒドロ虫が集まりクラゲのような形を形成しているようです。色合いは綺麗なのですが、近づくと触手に刺される危険性があります。

刺されると全身に電気が走ったような激痛が走るそうです。大変危険な生物なので打ち上げられていても触らないようしましょう。

それでは、2018年7月の実例を解説していきます

2018年7月6日までに小田原市から逗子市にかけての海岸で約600匹ものカツオノエボシが確認されました。

まず、2日に小田原市の国府津海岸で約50匹が打ち上げられ、平塚市内に約350匹、大磯、藤沢、鎌倉、逗子で20~100匹が確認されています。

神奈川県は大量発生の原因は不明としています。ただ、「南風が強かったことから打ち上げられた可能性がある」と分析しています。

7月に入ってから数日は南風が強く、そのため打ち上げられたと分析されましたが過去に例がない大量発生だそうです。

カツオノエボシは、浮き沈みする事はできるが遊泳能力はないので海流にのってやってきます。

カツオノエボシの大量発生と地震の関係

地震により、水流が変わり、水質の変化が起きた事により大量発生する可能性はあるかもしれないが、必ずしも地震とは関係があるとは言いきれないそうです。

水の生物と地震の分析事項

・海面もしくは地表の近くで活動をすることで、微妙な変化を感知できる。

・感覚器官が独特で、発達している。地表の磁気などの変化を感じとれる。

・空気よりも水の方が変動が伝わりやすい。

・海底火山や熱水の噴出具合を察知できる。

ただし、これらの根拠でもデータが集まらないがために言いきりができず、迷信のようになってしまっているのかもしれません。

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天敵は?

猛毒を持つカツオノエボシにも天敵はいます。

それは、「アオミノウミウシ」というウミウシの一種です。カツオノエボシ同様で見た目が美しく青い妖精のようです。 

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2144825516303243001

アオミノウミウシとは、どんなウミウシなのか具体的に解説していきます。

アオミノウミウシは肉食性です。主にクラゲ類のような浮遊性刺胞動物にくっつき、移動手段にしながら栄養源として捕食もするそうです。

しかも、猛毒の刺胞を持つカツオノエボシやギンカクラゲといった種を好み、カツオノエボシの毒にやられることもなく食べてしまうのです。

さらに、食べたカツオノエボシの刺胞を体内に取り込みます。この毒を使って捕食者を攻撃する武器に使うそうですよ。

だから、アオミノウミウシも素手で触わると毒があるので危険です!

結局のところカツオノエボシもカツオノエボシの天敵(アオミノウミウシ)も毒があるので危険な生物ではあるわけですね。

アオミノウミウシの生息域は、日本の南西諸島や小笠原諸島です。

引用元:http://yaeyamaocean.com/katteni/newpage10yaeyamaka...

あまり沿岸部では見られないそうです。相模湾でのカツオノエボシを食べてくれることには期待はできなそうですね。

関連記事カツオノエボシは日本海沿岸だけにいる?刺された時の症状と処置方法を知らないあなたへ!

まとめ

・2018年7月、相模湾で約2年ぶりの有感地震があった

・同月にカツオノエボシが大量に打ち上げられていた

・カツオノエボシはクラゲに似ているが、ヒドロ虫の集まりで、クラゲのような形を形成している

・7月6日までに小田原市から逗子市の海岸で約600匹のカツオノエボシが打ち上げられた

・カツオノエボシ大量発生の原因は「南風が強かったことから打ち上げられた」と神奈川は分析している

カツオノエボシの大量発生と地震の関係

・地震で海水の水流変化、水質変化が起きた事でカツオノエボシが大量発生する可能性はあるかもしれない。

しかし、地震と大量発生が必ずしも関係あるとは言いきれない。

クラゲや水の生物と地震の分析事項

・海面もしくは地表の近くで活動をすることで、微妙な変化を感知できる

・感覚器官が独特で、発達している。地表の磁気などの変化を感じとれる

・空気よりも水の方が変動が伝わりやすい

・海底火山や熱水の噴出具合を察知できる

 カツオノエボシの天敵はアオミノウミウシ

・アオミノウミウシは、カツオノエボシと共存しながら栄養も取っている

・アオミノウミウシはカツオノエボシの刺胞を体内に取り込むので、見た目は綺麗なウミウシですがカツオノエボシ同様で触ると危険

地震と関係性がある水の生き物は多いですよね。有名なのはナマズもそうですね。しかし、データ不足で確証は持てないのでまだまだ手がかりが足りませんね。

今回のカツオノエボシように、  大量発生は何かの前触れと考えても不思議ではないので今後も慎重に調べていき天変地異を予測できるようになる時を期待したいですね。            

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