ムカデって見た目は結構グロテスクですよね…。しかも大きいとこわいです。
もし、大きなムカデがお風呂場に出てきたらパニックになりませんか?
ムカデは噛みつくし猛毒も持っています。しっかりとした対策が必要です!
どこから侵入するのか、見つけた場合の対策、侵入させない対策、噛まれた場合の対策。
今回はムカデ対策を具体的に解説します。
番外編で似てるヤスデとムカデの違いも説明します。
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どこから侵入してくるの?
洗面所の排水口からも侵入してくるって?
ムカデは排水口からも侵入してきます!
ムカデは壁も這い上がって登ることができます。ムカデは数ミリ程度の隙間からでも侵入してこれるから要注意なんですよ。
ムカデは湿度が高いのを好みます。湿気の残る排水口は潜むポイントです。
配水管と床板の隙間から侵入したムカデは排水口に潜みます。排水口は使用する時以外は蓋をしておくようにしましょう。
見つけた時の対処法
・火バサミで掴んで外に出す
ムカデが出やすい場所(浴室、台所、洗面所、トイレ)などに火バサミを常備しておきます。火バサミは100円ショップで購入できます。
ムカデを見つけたら捕獲して外へ捨てましょう。トイレに流すでもOKです。
・ムカデ専用の殺虫剤を使う
ゴキブリ同様にムカデにも効果がある殺虫スプレーはあります!
殺虫剤なら何でも良いわけではなく、ムカデに効きづらい殺虫スプレーもあります。買う前にムカデに効果があるかパッケージで確認しましょう。
殺虫スプレーはムカデが出やすい場所に置いておきましょう。
・お風呂場でムカデが出たらシャンプーをかける!
ゴキブリやムカデは皮膚の表面に気門と呼ばれる呼吸器官を持っています。気門は塞がれると呼吸ができなくなるので水を弾く撥水性があります。
シャンプー(洗剤類)をかけると撥水性が無くなり水が入り呼吸ができなることで退治できます。
・冷却スプレーを使う
冷却スプレーは効果的にムカデを退治できます。冷却スプレーは殺虫成分の入っていない人間用のスプレーでも大丈夫です。
冷却スプレーは後処理が楽です。洗剤のように、吹き付けた箇所を拭きなおす必要はありません。
・熱湯で退治する
ムカデは60度以上の熱湯がかかるとすぐに死んでしまいます。熱湯なら有害な成分も出ませんので安心して使える駆除方法です。
壁や天井を這っているムカデには使えないのがネックなところです。また、熱湯を常に用意していられるわけじゃないので「火バサミ」との合わせた対処法として使うと良いでしょう。
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全般的な対策はこれだ!
・ゴキブリ対策をしっかりしておく!
ゴキブリはムカデのエサです。ゴキブリ対策も万全すればムカデの侵入対策になります。
ゴキブリも湿気を好みます。それはカビに寄ってくるダニを食べるためです。湿気対策や生ゴミの放置などをせず、ゴキブリ避けも置くようにしましょう。
・ムカデが嫌うハッカを使う
ムカデはハッカ油が苦手です。ハッカ油の効果を高めて効率的に使用するには超音波式のディフューザーが安全でおすすめです。
ハッカ油を焚くことで室内空間をハッカでうるおうのでムカデの侵入対策になります。侵入経路でもある玄関先に設置するのが良いでしょう。
ムカデは雑食性で果物も食べて湿気、水を好みます。
全般的な対策は
「侵入経路を塞ぐ」
「湿気を取る」
「生ゴミは捨てる」です
万が一噛まれた時は?
咬まれるとすごく痛いです。咬まれた所が大きく腫れる場合もあります!
まず応急処置をして病院に行く流れとなります。
具体的に解説していきます。
ムカデの毒はハチの毒と同等の成分である、「ヒスタミン」や「ポリぺプチド」を含みます
ムカデはハチと違い、針を刺すわけではありません。強力なアゴに噛まれて毒が回るのですが、ハチに刺された時と同様に強烈な痛みがあります。さらに「かゆみ」まで出てきます。
ここからは噛まれた場合の手順になります
・45℃以上のお湯で毒を洗い流します。
お湯じゃなくても自販機のあたたかいお茶等を購入して、すぐに使います。お湯が用意できない場合の手段として覚えておいてください。
お風呂場のシャワーであれば、30分以上流すのが理想的です。
注意点は43℃以下のお湯では効果がないことです。患部を中途半端に温めたせいで毒の中の酵素が活性化して痛みが強まる場合があります。
そのため、必ず45℃以上のお湯を使いましょう!
・冷やすのは厳禁!
腫れることを恐れて冷やそうとしちゃいがちですが、さらに悪化して痛みが増してしまいます。
・ステロイド系の軟膏を患部から患部周辺に塗る
お湯で洗い流したら、ステロイド系の軟膏を塗ることで腫れを抑えることができます。毒は噛まれた箇所から広い範囲に付着しますので患部周辺に塗るようにしましょう。
以上が噛まれた場合の対処法ですが、応急処置にすぎません。必ず病院(皮膚科)に行きましょう。皮膚科がなければ内科でも診てもらえます。
病院では、ムカデに咬まれて「応急処置をした」と伝えるようにしましょう。ムカデの毒によるアレルギー反応が出てないかもチェックされます。噛まれてから「吐き気」「めまい」「頭痛」がなかったかなど。
アレルギー反応は、子どもや年配者では心配な点なんです。
ムカデに咬まれた時は放置せず病院に行きましょう!
ムカデとヤスデの違いは?
よく見ると「見た目」が違いますし、「大きさ」「食性」「毒」にも違いがありました。
まとめましたので紹介します。
ヤスデ
・見た目は「長いダンゴムシ」です
・手前から3つ目の節から後ろの節は2本以上の足が生えている
・動きが遅く、つっつくと丸くなる(だんご虫と同じ)
・体長は3㎝ほどで小型
・腐食性で腐った落ち葉や朽ち木を食べる
・毒はありませんが、危険を感じたときに刺激臭のある体液を出します
ムカデ
・1つの節に対して1対の脚(百足の由来)
・体長は6~20㎝程度と大きい!
・草むらや落ち葉の下にいますが、夜になるとエサを探して家に侵入することがある
・小さな昆虫を食べる肉食性の虫
・攻撃性が強い。目が弱いので触れたものには咬みつく
・毒を持つ。噛まれると病院で治療が必要
まとめ
・ムカデは排水口からも侵入してくる
・ムカデは湿度が高いのを好む。湿気の残る排水口は潜むポイント
・排水口は使用しない時は蓋をしておく
ムカデの対処法
・火バサミで掴んで外に出す
・ムカデ専用の殺虫剤を使う
・ムカデにシャンプーをかける
・冷却スプレーを使う
・60度以上の熱湯をかける
ムカデの侵入対策
・ムカデの餌になるゴキブリの対策をしっかりする
・ムカデが嫌うハッカを使う。アロマディフューザーがおすすめ
万が一ムカデに噛まれた場合
・45℃以上のお湯で毒を洗い流しす※冷やすのは厳禁!
・ステロイド系の軟膏を患部から患部周辺に塗る
・ムカデの毒は大変危険です。ムカデに咬まれた時は放置せずに病院に行く
ヤスデの特徴
・見た目は「長いダンゴムシ」
・動きが遅い、つっつくと丸くなる
・体長は3㎝ほどでムカデより小型
・腐食性で腐った落ち葉や朽ち木を食べる
・毒はないが、危険を感じたときに刺激臭のある体液を出す
ムカデの特徴
・体長は6~20㎝程度とヤスデより大きい!
・小さな昆虫を食べる肉食性の虫
・攻撃性が強い。触れたものには咬みつく
・毒を持つ。噛まれると病院で治療が必要
ムカデは日本には100種類もいるんだとか。ゴキブリを食べるから益虫とも思えますが、人に遅い猛毒をくらわしてくるのだからやはり害虫ですよね。
火バサミ、ムカデ用殺虫スプレー等はお風呂場には常に用意をしておきましょう!
もし万が一、噛まれたら絶対に病院に行きましょう!
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