かわいい昆虫と言えばてんとう虫ですね。
てんとう虫は益虫(えきちゅう)と言われ、人の役にも立つのは知っていましたか?幼虫の時から大活躍なんですよ。
てんとう虫は幼虫から飼うことができます。
今回はてんとう虫の幼虫の飼い方、幼虫の見つけ方を解説していきます。
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幼虫の飼い方
てんとう虫の幼虫の飼い方は難しくはありません。餌である「アブラムシ」を確保できれば大丈夫です。小さな虫かご、タッパー等でも飼育可能です。
今回は最も身近な2種類のてんとう虫の幼虫の飼い方を解説します。
・なみてんとう虫
引用元:http://www.hokusetsu-ikimono.com/iki-h/tentoumushi...
大きさは5~8mm
名前の「なみ」は「並」なんです。日本で最も一般的なてんとう虫でしょう。
カラーバリエーションが何種類かあり、「赤地に小さな黒い点」「黒地に大きな赤い点」「黄赤(きあか)色」のパターンがよく見られます。
・ななほしてんとう虫
引用元:https://shibusawakyuryo.web.fc2.com/musi/nanahosit...
大きさは5~8mm
黄赤(きあか)地に7つの黒い点が入る「てんとう虫」のイラストでも描かれる可愛らしいてんとう虫です。てんとう虫でイメージするカラーですね。
寿命は2~3年、卵から成虫までの期間は約1ヶ月です。
それでは、てんとう虫幼虫の飼い方を説明していきます。
※一般的なてんとう虫である「なみてんとう虫」と「ななほしてんとう虫」の幼虫で解説していきます。
・幼虫の餌
成虫のてんとう虫は「アブラムシ」を食べます。
実は幼虫も「アブラムシ」を食べるんです。しかも、めっちゃ食べる大食漢なんですよ!
水分は「アブラムシ」から補給しますので「飲み水」の設置は必要ありません。
「アブラムシ」の付いている雑草をそのまま入れてあげましょう。
名前は知らなくても誰もが見たことある雑草に「カラスノエンドウ」と呼ばれる種類があります。
この雑草を「アブラムシ」は好みます。「アブラムシ」が沢山付いている雑草をまずは見つけておきましょう。
・飼育容器
一般的な昆虫ケースでは蓋の網目が隙間が大きいので幼虫、アブラムシが脱走してしまいます。
・各昆虫用品メーカーが販売している「コバエ防止シート」を使うと良いでしょう。昆虫ケースの蓋の間に挟んで使います。
引用元:https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%82%B3...
・同様の方法で新聞紙を挟む方法もあります。新聞紙は空気を通します。穴は空けなくて大丈夫です。
・サンコー クリーンケース
こちらはコバエの侵入を防ぐために僅か0.5mmの通気孔、蓋もがっちり閉まるサイドロック式です。見た目もオシャレなのでてんとう虫飼育におすすめなケースですよ。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/chanet/69471/
・お手入れ
幼虫は1日に20匹前後の「アブラムシ」を食べます。
幼虫の複数飼育は問題ありませんが、餌(アブラムシ)がなくなると共食いを始めるので用心深く注意をしてください。
アブラムシの付いている雑草が古くなったら交換しましょう。カビが生えてきます。
アブラムシの死骸なども取るようにしましょう。
※「絵筆」はてんとう虫の幼虫飼育のお手入れグッズとして便利です。「アブラムシ」を払い落としたり、幼虫が筆に乗っかることで移動させたりできます。
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幼虫ってどこでみつけるの?探す?買う?
調べた限り成虫(ななほしてんとう虫)は通販で買うことが可能ですが、幼虫は販売している情報がありませんでした。
結論として探す方が早いと思います。
・農薬として幼虫が売っていました
価格は高いのですが、天敵製剤と呼ばれる「害虫の天敵昆虫を使った農薬」として「なみてんとう虫の2齡幼虫」が販売されています。
「テントップ」といい遺伝的に飛翔能力が無いなみてんとう虫の幼虫を封入した商材のようです。
・てんとう虫の幼虫はどこにいるの?
4月中旬ぐらいの暖かい日に、てんとう虫の成虫は現れて産卵もします。
てんとう虫は成虫、幼虫共に「アブラムシ」を食べるので成虫が居れば幼虫も居る場合が殆どです。雑草には「アブラムシ」を退治するための薬を散布していませんので、てんとう虫も居ます。
都心部でも大きな公園や河原などにはてんとう虫は居ると思いますので晴れた暖かい日に探しに行ってみましょう。
背の高い雑草が多く生えてる空地も狙い目ですね。
まとめ
・てんとう虫の幼虫は「アブラムシ」を食べます。
「アブラムシ」を確保する事ができれば飼育は簡単です
・幼虫期間は約3週間、毎日20匹前後のアブラムシを食べます
・飼育ケースは幼虫、餌のアブラムシが脱走しないように蓋の間に新聞紙を挟む ・アブラムシが付いた雑草をそのまま飼育ケースに入れる
・お手入れは、アブラムシが付いてた雑草が枯れたら捨てる。アブラムシの死骸もこまめに捨てる
・てんとう虫の幼虫は、アブラムシ駆除の天敵製剤として売られている
・自然採集は4月頃、晴れた暖かい日が狙い目
・空地、大きな公園、河原など。背の高い雑草が生えている場所で探してみる
私は電車の中で、ななほしてんとう虫を見つけたこともありました。
いざ探してみると案外見つからないのかもしれませんね。
暑い日と寒い日は居ないのでやっぱり狙いは4月頃ですね。
成虫になっても可愛いのでぜひ飼ってみてあげてください。
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