みなさんは災害の備えは何かしていますか?
防災の日から始まる防災週間の期間に、東京、大阪で毎年行われている防災イベントがあります。イベントに参加することで、防災に対する意識と行動を高めることができます。
イベントに参加する時は防災グッズは用意するのだろうか?今回は東京、大阪の防災イベントについて紹介をしていきます。
また、防災グッズを備えている家庭はどれくらいなのか?最低限、防災グッズにいれておくべき物も調べてみました。
それでは、見ていきましょう。
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目次
2019:防災の日はいつ?
9月1日(日曜日)です
防災の日とは、自然災害(台風、地震、津波など)に対する防災意識を普及する目的で1960年(昭和35年)に制定されました。
防災の日から約1週間が「防災期間」と言われ、各地で「防災訓練」などイベントも行われます。この時期に学校や職場で訓練が行われた経験はあるかと思います。
2019年の防災期間は8月30日(金)~9月5日(木)の1週間です。
日付が9月1日なのは次の理由からです。
➀1923年(大正11)年に起きた「関東大震災」が9月1日だったこと。
➁9月は台風の時期であること。
➂そして、防災の日制定が正式に決まるきっかけになったのが1959(昭和34)年9月26日に発生した「伊勢湾台風」です。その翌年に防災の日は制定されました。
2019:大阪のイベントは
・大阪880万人訓練:9月5日(木曜日)11:00より
大地震、津波を想定し、大阪府で携帯のエリアメール(緊急速報メール)、屋外スピーカーなどで災害発生を知らせて各自で避難訓練を行います。
大阪府内の1人ひとりが、災害の備えを考えておき、実際に行動し、再確認するのが目的です。
*一定の場所で避難訓練をするのではなくメール、スピーカーなどで個人に知らせてそれに従い各自で避難訓練をするという事です。
企業や学校では大阪府が行うこの訓練に合わせて避難訓練を行う場合が多いです。
大阪880万人訓練は、「屋外スピーカー」「電車での車内放送」「館内放送」など街なかや施設で災害情報が伝達されるので誰でも参加することができるのです。
避難訓練の緊急速報メールは、マナーモードにしていても鳴ってしまいます。自動車運転時などは突然鳴ることで動揺しないように注意しておきましょう。
2019:東京のイベントは
・しんじゅく防災フェスタ
2019年9月2日、都立戸山公園内「新宿スポーツセンター」で開催されます。
入場料はかかりません。誰でも参加できます。毎年、約3,000人が参加しています。
災害時に活躍する救急車、はしご車、消防車両などが見れて、大きな揺れが体感できる「起震車」など参加者が自由に体験できるイベントです。
「しんじゅく防災フェスタ」では、様々なプログラムが用意されています。
中でも子ども向け防災体験「イザ!カエルキャラバン!」は防災プログラムを体験することでポイントがもらえ、ポイントを集めたらおもちゃと交換できる子供にとっては楽しく防災訓練を経験できます。
防災体験プログラムの一例です
・水消火器で的当てゲーム
・毛布で担架タイムトライアル
・ジャッキアップゲーム
・おたま劇場
・紙食器づくり
・防災カードゲーム
※悪天候で中止となるプログラムもあるかもしれません
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防災グッズも用意するの?
しんじゅく防災フェスタは特に持ち物(防災グッズ)を用意する必要はありません。体験して学べる目的が大きいイベントだと思います。
大阪880万人訓練では事前に準備が必要だと思います。※強制的に必要ではありません。
・災害時の「持ち出し品」を準備する。
すぐに持ち出せる物をまとめてみましょう。
・飲料水、薬、懐中電灯、ラジオ、軍手、折り畳み傘、レインコート、貴重品など。
これらはすぐに持ち出せるようにリュックをひとつ用意して準備をしておきます。
災害時にすぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。
実際の訓練では、災害情報が伝達されてスムーズに持ち出せたかを確認すると良いでしょう。
防災グッズを備えている家庭はどれくらい?
約3割の家庭が防災グッズを準備しているとのデータがありました。
あるマーケティング会社の調査では、北陸、中国、九州、沖縄地方の家庭が防災グッズを準備している割合が少なく、10%前後となりました。
また、2014年の調査では6割の家庭が防災グッズの準備をしているとの結果が出ましたが、2017年には3割も減っている結果になってしまいました。
その背景には、「食料品の賞味期限が切れてしまった」「その時はその時、なんとかなる」との意見があり、防災への意識が低下している状況です。
最低限・防災グッズに入れておくべき物
日常生活(通学、通勤)、外出先で災害に合うことを考え最低限の物はカバンに入れて持ち歩くようにするのが良いでしょう。
・モバイルバッテリー
・懐中電灯(携帯用)
・常備薬(救急用品)
・折り畳み傘
・レインコートなど
モバイルバッテリーは災害時のスマホ充電に必須グッズですね。
傘、レインコートは外で災害が起きて雨が降ってきた場合を想定して持ち歩くようにしましょう。
大阪880万人訓練の準備品と殆ど同じですが、必要最低限の物は常に持ち歩けるようにしておくべきでしょう。
・非常食(缶詰、レトルト食品)
・防災ヘルメット
・軍手
・懐中電灯(ヘッドライトもあると便利!)
・ラジオ
・カセットコンロ、予備電池
都心のオフィス街では上から物が落下してくる可能性もあります。ヘルメットを常備しておき災害時には装着して避難しましょう。
懐中電灯は災害時に電気が止まってしまった場合の必須グッズです。ヘッドライトなら両手が使えるので便利です。
棚や家具が倒れてしまった場合に素手で戻す作業をするのはケガをする可能性があります。軍手があれば素手のケガのリスクを減らし作業効率もよくなります。
災害時にガスが止まってしまった場合にカセットコンロがあれば、「お湯を沸かしてカップラーメンを作れたり」「レトルト食品を温めたり」温かい食品を食べることができます。
まとめ
・2019年 防災の日は9月1日(土曜日)
・2019年 大阪のイベントは「大阪880万人訓練」9月5日11時
・2019年 東京のイベントは「しんじゅく防災フェスタ」9月2日、都立戸山公園内「新宿スポーツセンター」
「大阪880万人訓練」では、すぐに持ち出せる物を準備しておく。訓練が終わったら結果検証を行う。
↓すぐに持ち出せるもの
・飲料水、薬、懐中電灯、ラジオ、軍手、折り畳み傘、レインコート、貴重品など。
↓最低限防災グッズに入れておくべきもの
・モバイルバッテリー・懐中電灯(携帯用)・常備薬(救急用品)・折り畳み傘・レインコートなど
↓自宅に備えておくべき防災グッズ
・非常食(缶詰、レトルト食品)・防災ヘルメット・軍手・懐中電灯(ヘッドライトもあると便利!)・ラジオ・カセットコンロ、予備電池など
「大阪880万人訓練」のようにスマホに緊急速報メールが届くのは知らなかったら驚いてしまいますが、防災意識を高める訓練方法としてとても優れていると思いました。学校や企業も堂々と訓練が行えますね。
「しんじゅく防災フェスタ」では、子供達がおもちゃをもらうために楽しみながら防災訓練ができるから親子で参加する価値がありますね!
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