「お疲れ様です」。よく聞く言葉ですね。挨拶ことばでも言いましょうか。
しかし筆者などが使う場合は目下の人限定です。間違っても目上の人には言わない言葉でしたがいろいろ調べると目上の人に使ってもOKだとか!ものすごく気になったので調べてみました。
また正しい使い方とはどういったものになるのでしょうか。
そちらも併せて見ていきます。
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「お疲れ様です」は目上の人に言っていいの?
結論を先に言うと「使ってもいい」ということです。
それは何故かというと「お疲れ様」というのは「ねぎらい」を表すからだそうです。
ここまではどこを調べてもそう解答してありますね。しかし筆者はとても違和感を感じます。当方50代です。正直にいうと年下や部下から「お疲れさまでした」といわれると「は?今なんて言った?」と思いますね。
もっと正直にいうと「目上に対しての言葉じゃないだろ!」と思うわけです。
余談ですが「ご苦労様です」は目上の人には厳禁です。
これは昔、殿が「ご苦労であった」と部下の労をねぎらったことからきてます。、ですから完全に目上からの言葉なんですね。
それに対して「お疲れ様です」は広く一般に使われるようになったとも言われています。
労う(ねぎらう)とは?
ここで「ねぎらう」という意味を考えてみます。
労う(ねぎらう):苦労や骨折りに対して感謝していたわる。現代では、同等または下の人に対して用いる。
出典;デジタル大辞典(小学館)
これから考えると苦労、骨折りに対してのいたわりだからやはり同僚、目下に対しての言葉であるという感覚が強いのではないかと思います。
以前タレントのタ●リさんが「お疲れさま」は目上に言う言葉じゃないといってちょっと物議をかもしたしたことがあったようです。
タ●リさんは70代ですね。やはり年配の方はそう捉える人が多いのじゃないかと考えますし、昔は目上の人には使わなかった言葉だったと思います。
今は目上の人に対して使ってもいいというのも時代の流れですね。
目上の人に使う場合
周りの人に「お疲れ様です」を使うか聞いてみました。
部下が上司に対して言った場合で、上司である友人ははそれをどうとるかということを聞くと「普通だ」という事でした。
これはある程度距離感が近い場合でしょう。
部下と上司がわりと近い、上司が親しみがやすいとお互いに言いやすいですね。
上司:(仕事が一段落して)ふーっ、終わった終わった。
部下:お疲れ様です!
上司:おお、ありがと。
とてもいい感じですね。
しかし、親しみやすい上司とはいっても次のケースはいってもあまり良くないと思います。
部下:では帰ります。お疲れ様でした。
上司:ん?
この場合は
部下:お先に失礼します。
上司:はい、お疲れさま。
という言い方がふさわしいと思います。
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正しい使い方
・目上から目下へは「お疲れ様」
目下から目上へは「お疲れさまでした」目下から目上へ「お疲れ様」はありません。
これは目上から目下へ「おはよう」、目下から目上へ「おはようございます」と同じですね。
・退社する場合などは「お先に失礼します。」が無難です。
・メールの場合はこれも親しさの度合いによります。一度も会ったことのない相手に対しては「お疲れ様です」よりは「(その時の事由に対して)ありがとうございます」という文から始めた方がこれも無難になります。
まとめ
・「お疲れ様です」は目上の人にも使う。
・年代によってはNG
・目上の人との距離感が大切。
・違う言い回しが出来るならそちらを使ってみてもいい。
言葉は生き物ですから時代によって使われ方が変化していきます。そこがまた言葉の面白いところでもありますね。
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