お彼岸になるとスーパーに並ぶ(いや、年じゅうあるかな?)のが「おはぎ」ですよね。
ところが「おはぎ」のことを「ぼたもち」と呼ぶこともあるそうです。
という事はこの二つは同じもの?でもなんか違いはあるでしょう。ってことで調べてみました。
たくさんの説があるようです。早速いって見ましょう。
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違い(その1) 季節
呼び名が違いますよね、おはぎとぼたもち。
漢字で書けば「お萩」と「牡丹餅」です。植物が出てきましたね。
よく言われている通り、牡丹(ぼたん)は春の花、萩は秋の花です。
そこから
春はぼたもち、
秋はおはぎ
といわれるようになったという説が一般的ですね。
ちなみに夏と冬はないのかというとあるんです、これが。
夏は夜船(よふね)
冬は北窓(きたまど)
というそうです。初耳でした。
違い(その2) お米
もち米を主とするものが「ぼたもち」
うるち米(うるちまい)を主とするものが「おはぎ」
もち米とうるち米の違いはもち米はお餅や赤飯などに使われる米で、うるち米は普通にご飯として食べている米です。
もち米の方がその名の通りもちもちとしています。
ということはぼたもちの方が餅っぽいのでしょうか?見た目もぼたもちは餅っぽくつるんとしているということでしょうか?
よく見る「おはぎ」はごはんのつぶつぶが残っていますよね。
違い(その3) 餡(あん)
餡(小豆餡)を用いたものが「ぼたもち」
きな粉を用いたものが「おはぎ」
いやいや、近所のスーパーでは「おはぎ」としてあんこときな粉をセットにして売っています。
餡については
こし餡を使ったものをぼたもち
つぶ餡や煮た小豆そのままを使ったものをおはぎ
こういう違いもあるようです。
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違い(その4) 大きさ
小さいものをおはぎ(ふたくち程度)
それより大きいものをぼたもち(どっしりと大きい)
違い(その5) 地域
名高い「あほ・ばか調査」でもわかるように大体関ヶ原あたりを境として様々な生活習慣に違いが見られます。
(「あほ」というのは関ヶ原より西、「ばか」は関ケ原より東より。丸餅、切餅などもそうです)
おはぎ・ぼたもちも関ケ原を境に、と思いましたが残念ながら違いました。特に地域による違いはないようです。
ただし、伊勢の赤福餅、金沢の土用餅などその地域の名物としての餅はあります。
ちょっとここで緑のおはぎ
「おはぎ」という名前に地域による違いは見られなかったものの関西ならではの緑のおはぎがあります。
普通おはぎというとあんこときな粉との2種類ですね。ところが関西では緑色をしたおはぎがあるのです。
引用元:おはぎの丹波屋
これ、青のりなんですよ。スーパーではいつもあるというわけではないのですが、お彼岸にはこの青のりおはぎも売っています。
中はあんこです。
青のりの香りがして、中は甘いあんこで、なかなか美味です。
どうやら35年前に大丸心斎橋店が売り出したのが始まりのようですね。
関西でこの青のりのおはぎを見つけたら是非食べてみて下さい。おススメです。
まとめ
「おはぎ」と「ぼたもち」の違いは色々とありました。
季節によるものが一番一般的ですね。
ですが、春のお彼岸にぼたもち食べよう、っていうのでしょうか?
春でもやっぱり「おはぎ」といってます。
「おはぎ」の方が語感が柔らかくイメージがいいのでしょうか。大きさもあまり大きいよりも小さめの方が、今どきすっきりするのかもしれませんね。
おしゃれ度がおはぎの勝ち?
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